京都岡崎の文化的景観
きょうとおかざきのぶんかてきけいかん

京都岡崎の文化的景観

文化的景観の紹介

京都岡崎は、平安京・洛中の東を流れる鴨川と東山の山並に挟まれた地です。都に近いという地の利に加え、東山の眺望や豊かな水に恵まれたことから、平安末期には院政の舞台となった白河殿や六勝寺などが建設されました。中世以降、六勝寺は廃絶し、近郊農村になりました。幕末には諸藩により藩邸が建設されました。明治を迎え再び農村に戻った岡崎の地に、明治23年、琵琶湖の水を京都の市街地へと引く琵琶湖疏水が開削されます。明治28年には第4回内国勧業博覧会の会場となり、以降、平安神宮、美術館や動物園等を核とする、京都を代表する文教地区が形成されてきました。

岡崎を流れる白川や琵琶湖疏水の水は、水力発電、舟運、水車動力、上水道、灌漑に利用された他、南禅寺界隈にはその水を庭園に利用した一大別邸群が形成されました。西洋の土木技術を利用して、伝統を受け継ぐ建築・庭園文化が花開きました。

このように、京都岡崎の地は、景勝地としての地の利を生かして、平安京・洛中にとってのヒンターランド(後背地)、いわば副都心のような地として盛衰を繰り返してきました。また、変遷を繰り返しながらも、大規模な土地利用を継承して、現在も文教地区としてオープンスペースの多い広々とした景観が特徴となっています。特に近代以降は、白川や琵琶湖疏水の多目的な利用によって、個性的かつ心地良い水辺空間が形成されました。京都岡崎の文化的景観は、平安時代以来の歴史の痕跡を残しつつ、近代に発展した豊かな水辺を有する都市景観を見ることのできる文化的景観です。

基本情報

所在地 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町他
選定年月日 平成27年10月7日
選定基準 (五)ため池・水路・港などの水の利用に関する景観地(七)道・広場などの流通・往来に関する景観地(八)垣根・屋敷林などの居住に関する景観地選定基準の詳細はこちら

地図

フォトギャラリー

お問い合わせ情報

担当課 京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課
住所 〒604-8006 京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町394 Y・J・Kビル2階
電話番号 075-366-1498
関連サイトURL http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/soshiki/6-3-2-0-0.html
アクセス 京都市営地下鉄・東山駅または蹴上駅下車