利根川・渡良瀬川合流域の水場景観
とねがわ・わたらせがわごうりゅういきのみずばけいかん

利根川・渡良瀬川合流域の水場景観

文化的景観の紹介

板倉町は、利根川中流域に位置し、利根川と渡良瀬川の両河川に挟まれています。鶴舞う形と形容される群馬県の南東端のくちばし部分に位置し、栃木県・埼玉県・茨城県との県境にあたります。

板倉町の南側には、日本最大の流域面積を誇る利根川が流れ、また北側には利根川水系最大の支流である渡良瀬川が流れています。板倉町は、これらの河川が形成した低湿地が広い面積を占めています。昭和22年に発生したカスリーン台風までは、頻繁に水害に見舞われた地域であり、その水害の激しさ故に「水場」と呼ばれた地域であります。その一方で「水場」は、河川がもたらす水の恩恵を享受できる豊かな地域でもありました。

古来より害と恩恵を受けながら、生活を営むための様々な工夫が行われてきました。自然堤防上に造られた沼除堤や水防建築の水塚、低地農法としての川田、薪をとるための柳山などです。中世末期から近世(約400年前)にかけて造られた囲堤や流路変更などの大規模な治水事業や水利システムによって、現在の穀倉地帯が形成されてきた歴史があります。

現在は、豊かな生態系が育まれ極めて良好な保全状況となっています。

基本情報

所在地 群馬県邑楽郡板倉町
選定年月日 平成23年9月21日
選定基準 (一)水田・畑地などの農耕に関する景観地(八)垣根・屋敷林などの居住に関する景観地選定基準の詳細はこちら

地図

フォトギャラリー

お問い合わせ情報

担当課 教育委員会事務局 生涯学習係(板倉町中央公民館)
住所 〒374-0132 群馬県邑楽郡板倉町大字板倉2698番地
電話番号 0276-82-2435
関連サイトURL https://www.town.itakura.gunma.jp/
アクセス 板倉町へのアクセス
お車 東北自動車道「館林IC」下車 国道354号線を古河方面へ
電車 東武日光線「板倉東洋大前駅」下車