金沢の文化的景観 城下町の伝統と文化
かなざわのぶんかてきけいかん じょうかまちのでんとうとぶんか

金沢の文化的景観 城下町の伝統と文化

文化的景観の紹介

金沢には、山々の緑、犀川・浅野川の清廉な流れ、寺町・小立野台の河岸段丘、折々の表情を見せる日本海、四季の移ろいを際だたせる恵まれた自然・地形があります。このような特徴的な自然地形を基盤に、今から約400年前に最大大名前田家によって、加賀藩の政治、経済、文化の中枢機能を果たした城下町の都市づくりが行われました。

このような主要な都市構造は、寛文・延宝期(1661~1680)に概ね完成し、市街地の街路や用水をはじめとする形態的な特徴は、城下町の計画性に基づいています。

歴史遺産である、武士住宅、武家庭園、寺社建築、町家及び近代建築並びに土塀が連なる武家屋敷群、寺院群、茶屋街などが残り、これらの諸要素が、藩政期から継承されている都市構造とともに、金沢の都市景観に大きな影響を与えています。

また、三代藩主前田利常、五代藩主綱紀によって推進され、城下町によって育まれた伝統文化(茶道や能など)や伝統技術(金箔や加賀友禅など)は、今もなお、金沢市民の生活の中に受け継がれています。

このように、「金沢の文化的景観 城下町の伝統と文化」は、城下町発展の各段階を投影した城下町の都市構造を現在まで継承し、街路網や用水路等の諸要素が現在の都市景観に反映されるとともに、城下町が醸成した伝統と文化に基づく生活文化や生業を中心とした伝統工芸等の店舗が独特の界隈性を生み出す貴重な文化的景観であります。

基本情報

所在地 石川県金沢市広坂1丁目1番1号 他
選定年月日 平成22年2月22日
選定基準 (二)茅野・牧野などの採草・放牧に関する景観地選定基準の詳細はこちら

地図

フォトギャラリー

お問い合わせ情報

担当課 金沢市 文化スポーツ局 歴史都市推進課 保存整備係
住所 〒920-8577 石川県金沢市広坂1丁目1番1号
電話番号 076-220-2310
関連サイトURL http://www4.city.kanazawa.lg.jp/11107/rekisimatizukuri/keikan1.html
アクセス 路線バス
金沢駅―兼六園下下車― 金沢城公園(石川門口)・兼六園(桂坂口)
金沢駅―広坂下車― 金沢城公園(玉泉院丸口)・兼六園(真弓坂口)
金沢駅―出羽町下車―兼六園(小立野口)
その他バス
兼六園シャトルバス、レトロバス「城下まち金沢周遊」号 など
タクシー
金沢駅より 約10分
自動車
北陸自動車道 金沢西ICから約30分、北陸自動車道 金沢東ICから約30分
北陸自動車道 金沢森本ICから約20分