五島市久賀島の文化的景観
ごとうしひさかじまのぶんかてきけいかん

五島市久賀島の文化的景観

文化的景観の紹介

五島列島中南部に位置する久賀島は、馬の蹄のような形をした小さな島で島を形作る山々を挟んで、内側と外側では地形が全く異なるため、そこに形成された集落の風景も異なります。

久賀島の内海側では島の外延部を形成する標高200~300m級の山々から久賀湾に流入する河川が下流部に穏やかな傾斜の沖績地を形成しており、この沖積地を水田地帯へと変容させ、急峻な山々から流れ出る豊富な水量を利用することで、山腹まで水田耕作地を広げ五島列島では珍しい棚田が営まれています。

久賀湾に面した緩傾斜地には棚田耕作を生業とする比較的規模の大きい集落が形成される一方、急傾斜地が卓越する外海側には小規模な集落が形成され、段々畑での耕作や漁業が営まれてきました。

久賀島の外海側には季節により非常に強い季節風が吹きつけるため、耐風力の高いヤブツバキによる林が形成されてきました。地域では、ツバキ油を古くから食用油や整髪油、化粧油として利用しており、ツバキ油の生産が伝統的に盛んでした。同時にツバキの実の採取日の設定等、ツバキを守っていくためのルールを自ら制定し、古くから継承していくことでツバキの保全を図ってきました。

このように、五島市久賀島の文化的景観は、地形条件に応じて形成された集落及びその生活・生業の在り方、また島内のヤブツバキ原生林をはじめ、集落近傍に自生する椿樹とその利用によって特徴づけられる文化的景観といえます。

また、島全域が2018年の世界遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産となっており、仏教集落の島民と互助関係を築きながら信仰を継続したことを示す構成要素が島内各地に存在しています。

基本情報

所在地 長崎県五島市
選定年月日 平成23年9月21日
選定基準 (三)用材林・防災林などの森林の利用に関する景観地(八)垣根・屋敷林などの居住に関する景観地選定基準の詳細はこちら

地図

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お問い合わせ情報

担当課 長崎県五島市総務企画部政策企画課
住所 〒853-8501 五島市福江町1番1号
電話番号 0959-72-6111
関連サイトURL http://www.city.goto.nagasaki.jp/hisaka/
アクセス (長崎から)
長崎港→福江港 (1)高速船で85分
        (2)フェリーで3時間10分
福江港から久賀島 定期船で20分。
(福岡から)
 福岡空港→福江空港 飛行機で40分
 福江空港から福江港 バスで20分
福江港から久賀島 定期船で20分。